ポスト&ビームは柱(ポスト)と梁(ビーム)の構造材を丸太のまま骨組みを作る建物。日本古来の伝統構法と同じく、ホゾと継手を加工して建てていく軸組工法。
現代の住宅では柱や梁を隠す「構造躯体が見えない住宅」が一般的ですが、ポスト&ビームは丸太の柱や梁などの構造躯体を覆い隠さず、そのまま表に見せる形で仕上げているのが特徴です。
丸太組構法に負けない存在感と、豪快な木の表情を楽しむことが出来ます。
また間取りの自由度が高く、仕上げ材として板材や石材、漆喰などの自然素材を自由に選択出来るのもポスト&ビームの特徴です。
市街地などの住宅街にも違和感無く溶け込み、かつ個性的な雰囲気を醸し出すオリジナリティ溢れる木の家です。
梁を長く伸ばすには、木に高強度な加工を施した継手を行います。あえてこの複雑な加工を惜しむことなく採用したのは、妥協しない木の家へのこだわりです。
柱と梁の接合部には、日本古来より受け継がれている木組み。大きな柱や梁が交わる部分だからこそ、職人技による見た目にも美しい高強度な加工を施します。
内部の壁の仕上げ材には、天然素材で製造された「呼吸する壁紙・ルナファーザー」を標準採用。通気性、吸湿性に優れた呼吸する材質ですので結露やカビに効果的です。
外壁の仕上げ材には、天然スイス漆喰カルクウォールを採用。スイスで伝統的な建築に古来より使用されてきた、純粋な石灰砂とアルプスの綺麗な水でできた既調合の漆喰です。
ウエスタンレッドシーダー
見た目がスギに似ていることから「米スギ」と呼ばれる北米産のヒノキ科に属する針葉樹。発育が遅く高樹齢のため、年輪の間隔が密で美しく刻まれている。北米では最も耐水性・耐朽性に優れる高級材とされ、外部のデッキ材や屋根材としてよく使われるほど。赤みが強い木肌が特徴で、防虫効果があり独特の香りを放つ。収縮率が低く、ログハウス完成後の狂いや割れも少ないとされている。辺材は白色、心材は赤褐色。
プレミアムなログ材として今もなお国内外のログハウスファンから熱狂的な支持を受けています。
スギ
日本固有の樹種で、心材に含まれる精油により独特の芳香を放つ。スギの名は「直ぐ」からきているともいわれるように、ほぼ円形の樹幹が大地から真っ直ぐに伸びていく。油分の多い赤身は比較的湿気にも強いとされており、国産ログの代表的存在。辺材は白色、心材は暗赤褐色。
ログワークスで使用するスギ材は小国スギ。
熊本と大分との県境でもある小国地方は、冬は厳冬で-5℃以下になることがあり、積雪もある地域ですので、一般的なスギと比較しても目詰まりが良く、艶と粘りがあり強度に優れています。